「お兄ちゃん最近どこに行ってるの?全然帰って来ないじゃない」




さも俺のことを心配しているかのような声色

対照的にギラついた目が俺は苦手だ。


背筋を何かが這い上がるような気色悪さが体を駆け巡る。






「帰ってるだろ。今」


「遅くないかしら?」



「別に普通だろ」


「私心配してるのよ?」