折り畳み式のテーブルの上に広げられていく物達 物が少ない私の部屋は、あっと言う間にひっそりとしたパーティー会場に早変わりだ。 「七瀬……これは? 何?」 テーブルの上に向けられた長い指 小さく口を開いて私に目を向けるのは中村だ。 ゴミ袋オッケー お手拭きオッケー 台拭きオッケー 片付けの手筈は整った。