「お邪魔しまっす」


「私ただいま。いらっしゃい中村」




通常のようでどこか浮かれた学校から脱出した放課後

私は鞄に一つの箱を忍ばせて家に帰った。



私の右側を歩く中村

チラチラと私を向く視線に気が付かない訳がない。



バレないように口元を少し緩ませて

私は少しイタズラをする。