「だからもう泣かないで?クヨクヨしないで?私が中村を守ってあげる。お姉ちゃんが守ってあげるよ」 「ははっ…………お姉ちゃんって、マジかよ」 たった一つ年が違うだけの七瀬 お姉ちゃんと言うには小さく、頼りない背中だ。 「本当だよ。死ぬまで、いや、死んでからも守ってあげる」 「ふっ……期待、してる」