「汚ねぇから。触るな」




血とか、色々汚ねぇ筈だ。

それに、言いたくはないが家に帰っていない間は風呂にも入っていない。



七瀬を汚したくない。



温かい七瀬の手を、口では拒否しても
振り払う気にはなれなかった。





七瀬に、会いたかった。