光矢-こうや-「おーい、智也-ともや-ー

そろそろ開店すっぞー」


智也「ちょっと待ってー」


朝日のやわらかい光がピカピカの店内をさらに輝かせる


焼きたてのパンの匂い、挽きたてのコーヒーの匂い


スイーツにのっている苺の赤色、植物の緑色


冷蔵庫の重低音、オーブンの焼き上がりの合図


この空気が心地いい。


智也「ごめんごめん、準備いいよー

わあ、お客さん並んでくれてるんだね」


光矢「そうだぞ。ありがたいことだよな」


智也「ね。ワクワクするよ

光矢、頑張ろうね」


光矢「おう、よろしくな」


「「パチン」」


軽くハイタッチを交わし、彼らは店の前の看板を裏返して開店を知らせる


「「いらっしゃいませ!!」」