私、神木瑠奈は地味子

見た目からして、膝下スカートの三つ編みメガネ

って言ってもこの姿をやりたくてやった訳じゃないからね

『息抜きに屋上でも行こ』

そう口に出して歩き始めた。

それと同時に聞こえてくる私への言葉

「神木さんじゃん。相変わらず地味だねぇー」
「あ、ほんとだ。あの見た目はマジで居るんだ!」

全部聞こえてるんだけど...
息抜きに行こうと思ったのに行く気失せるじゃん。

そう思いながら、無表情で彼女らをチラッと見る

「な、何よっ!」
「なんなのあいつ...」

朝から私、運悪いなぁと思いつつ屋上へ上がり扉を開ける