「莉子もいるから大丈夫だよ」


「ああ、莉子ちゃんには本当に助けられたわね。感謝しなさいよ、ブー?」


「わかってるよ……っ、ブーってやめてよね!」


「あははっ。そんなブーに、お土産よ」



テーブルの上に置いたリボンのついた紙袋。


シュガーマカロンの文字が印字されていて、あたしは直ぐ様飛び付いた。



「ひゃあ!フルーツタルトにマンゴープリン、それに……っ、ハニーワッフルまで!ありがとう~~お姉ちゃん!」


「御姉様って、呼んでもいいのよ?」



なんて、言いながらちょっと口の悪いお姉ちゃんは優しく笑ったのだった。