春菜、ほんとに枝崎くんのこと好きなんだなぁ――…。


告白するって……
ほんと、すごいなぁ――…


うまく行くといいなぁ……。


あたしも可愛い格好したら、気付いてくれるのかな……


かわいいって思ってくれるのかな―――…?


野上くんに少しでも近付けるのかな――――……?


野上くんは、あたしのこと、どう思ってるのかなぁ……



空を見上げながら春菜の恋を祈り、ふと野上くんのことを考えながら、実咲の家から15分ほどの距離にある自分の家へと歩いた。