「「うわっ…3階かよ…」」 クラス表を見て言った言葉が誠也と重なった。 ひとまわりクラス表を見て、誠也と同じクラスだと分かると、時計を確認しながら言った。 「やべー!後5分っ! 誠也っ!走るぞっっ」 「俺、クラス見てねーし!」 「俺と同じクラス! 分かったら走るぞっ」 クラス表を目の前に 立ち止まろうとする誠也の腕を引っ張り、3階へと走りながら階段を上がっていく。