「夏休みって、あっという間に過ぎるよなー」
自転車を押しながら笑っている。
「そうだねー。
あっという間に学校じゃん!」
気付けば、いつの間にか、もう8月になっていた。
祭りや、映画。
楽しい時間って、あっという間だなぁ──…。
走馬灯のように駆け巡る──…
右側を歩く野上くん。
こんなドキドキの急展開に
心がついていかなくて下をうつむきつつ歩いてしまった。
「かわいい──…」
そのとき、あたしの左側を散歩する女の人が視界に入った。
可愛い子犬に向かってあたしは呟いた――…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…