とりあえず、昼ご飯。


古河と章吾は付き合ってるから当たり前のごとく、2人で並んで歩いている。


そんな2人を見ながら
なんだか羨ましく思った──…。


自然の流れで、俺の隣には葵本が歩く訳で───…。


「久しぶりだよなー。祭り以来?」

ドキドキしながらも思いきって話かけた──…。


「そうだねっっ!!祭り楽しかったー」


俺の方に首を少し傾げて、
頬を赤く染めて笑う葵本。


やべぇ───…
かわいいんですけど──…


この笑顔が見れんなら、いっかぁ───…。


そんな葵本を見ていると、
俺も自然と笑顔になった──…。


同時に、誘ってくれた章吾に感謝した──…。

きっとドキドキして誘う勇気も出なかっただろうな──…。


ありがとな、章吾──…。