「よぉっ」
「おう、まぁ上がれよ」
玄関の前に立っている誠也を家の中に入れ、部屋へと向かった。
「今日バイトは?」
「休みだから来たんじゃんー」
そう言って、来慣れた部屋で軽く伸びをしながら座る誠也。
「ゲームでもするか?」
「や、いいや…」
ゲームの誘いを断り、ベッドを背にして一点を見つめる誠也。
「どした?」
「──…えっ!?
わりぃ、ぼーっとしてた?」
「なんかあったのか?」
なんか元気ねーな……
いつもと違う誠也を見て思った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…