「休憩にしよっか」
その状況をいち早く理解した実咲は、なくなっているコップにジュースを注いだ。
緊張した雰囲気が流れて
時計の音だけが部屋に響く。
「あのねっ……
あたし、祭りの帰りに枝崎くんに告白したんだ。」
「……どうだった?」
少し沈黙が流れて、香歩が同じく緊張した感じで聞いていた。
「付き合うことになったよっ!」
そう言って春菜は幸せそうに笑っていた。
「おめでとーっ!!
良かったね!」
「そっかぁ、上手くいったんだね♪」
「言うの遅くなってごめんね?なんか信じられなくてっ…。」
そう言って、少し照れながら笑う春菜が、とても可愛かった。