「この子が美和! 可愛いでしょ聖羅!」
「よろしくぅ♪姫宮聖羅ですっ! 聖羅って呼んでねぇぇ♪」
「よろしく聖羅! あたしは寶美和だよっ! 分からないこととかあったら何でも聞いてね~」
ただ今美和に聖羅紹介中
「そういえば聖羅さ、今日登校中に紅公園で仔猫と遊んでなかった?」
仔猫?聖羅猫飼ってんのかな。
てか登校中に遊ぶかよー
「あっ! あの猫達ねぇ…捨てられてたんだぁ……だからぁ可哀想と思ってぇ少し遊んでたんだよぉ! 放っておくのも可哀想だからぁ取り合えずウチのマンションにおいてきたんだぁ……5匹も捨てられてたのぉ…」
え、うわ、超優しいし!
「ねぇ聖羅っ!」
「ほへぇ?」
「聖羅の家に今居るんだよね? 今日見に行っていい!?」
美和が恥ずかしそうにモジモジしながら言った。
あー美和が行くなら……
「あのさ、あたしも見に行っていいかな?」
この一言で聖羅の顔にまんねんの笑みが広がった
やっぱ顔は凄く可愛い
なのに何でぶりっ子なんだろ?
「いいよぉ! 是非来てぇぇ!」
こうしてあたし達は放課後聖羅の家に行くことになった