「ほへ！？」

「あっいやだったぁ？ だったらいいんだよぉあとで先生が案内してくれるって言うしぃ…」


なんか思ってた子と違う…

もっとナルシで自己中な子かと思ってたのに……



―――意外に優しい？



「あっのっ！」

「ん？ なぁにぃ？」

「あのさ！ あたしでよかったら学校案内するよ？」


あぁぁ～口走っちゃったよぉ……


「え！？ 本当にぃ！？ ありがとう千種さんっ」




お礼を言った姫宮聖羅の顔はとっても嬉しそうなのに


瞳だけがどこか寂しく侘しそうだった……