「みなさぁん♪初めましてぇ! 今日からぁこの2-A組に入ることになったぁ姫宮聖羅13歳でぇっす♪よろしくねぇ!」







……はえぇぇ!?

この金髪で超可愛くて美人でいかにもお金持ちっぽそうなのがぶりっ子ぉ!?

無い無い無い無い!あり得ない!



トントン
「ねぇねっあの子ぶりっ子だね……」

「ちょっと以外じゃない? いじめられそー」

「同感」



後ろの席の美和とひそひそ話していたときだった……



「じゃあ席は千種の隣なー」




――まぢですか


「ドンマイ」

後ろの美和に声をかけられたあたしは放心状態……
普通の子なら喜ぶのにぶりっ子じゃぁ……




しかし姫宮聖羅からかけられた言葉は意外だった


「えっとぉ……千種さん? あたしぃこの学校のことよくしらないからぁいろいろ教えてくれるぅ?」