ガラッ


扉の方に一斉に視線が行く。




……そこにいたのは、






可愛く美人な金髪のハーフの女の子だった。



「おぉ――ッ!」

男子の歓声、
普通ならばここで女子があの子を睨むはずが

「超可愛い!」

って言って特に睨む様子はない


「ねぇねぇ華音! あの子超可愛くない!?」

「うん! 超可愛いし美人!」


するとある男子が言った

「先生! 美人サンをありがとう!!」

「ありがとう!」


そこまで言うか――!?

男子が一斉にほっちゃんにお礼を言う。


「俺実は先生のこと良く思ってませんでしたぁ!」

「すんごい遊び人だと思ってましたぁ!」


うんわぁ……そこまで嬉しいんか!

我がクラスには美和が居るだろ!


「はいはーい。先生のこと良く思ってくれるのは有り難いからとりあえず自己紹介してもらうぞー」

「……」


今まで下を向いていたその子は顔を上げて言った。