「・・・。」

確かに、今の仕事は雑用だし、いつ、きちんと隊のメンバーに入れるかわからないけどさ。

沖田さんみたいに剣の腕だってないけどさ。

「テツ君、気にしない気にしない。」

俺の反応が分かったのか、沖田さんがフォローを入れてくれる。

「気にする様な事を言うのは、沖田さんですよ。」

「あ、そうだね。」

アッサリ。

・・・俺、少なくても、精神年齢は、沖田さんより上かもしれない。

「とりあえず、飴、ありがとうございます。」

「いいよ。とにかく食べて食べて。」

沖田さん、ニコニコだ。

俺の本当の兄貴みたい。

パクっ。

一つ口に入れる。

「美味しい。」

飴の甘さに、気持ちがとろける。

飴で機嫌よくなるって、やっぱり俺、まだガキかも。