「・・・」

「・・・」

謝ったら、また会話がない。

今度、社交辞令を教わろう・・・。

「ところで、ガキ。」

「・・・なんだよ。」

「お前、何で走って行たんよ。」

「え?・・・あ。あ"っ。沖田さん!」

「・・・沖田さん?」

明里さんがピクリと反応した。

もしかして、通ってるのが、沖田さん・・・の訳ないなぁ。沖田さんは、遊郭より駄菓子屋通いな人だし。

「?何で、沖田さんを追ってるん?大体、あの人、隊の中でも最速やぞ?お前が捕まえられる訳ないやろ。」

山崎が鼻で笑った。

「仕方ないだろ。土方さんが、沖田さん呼べって言って、呼びに行ったら、嫌だって、ダッシュで逃げちゃうんだから。」

「逃げたねぇ・・・。・・・あ~、もしかして、あれか。」

「何かあるのか?」

「・・・いや、こんな事で・・・あの人達ならありえるか・・・。」

「なんだよ!!教えろよ!」