すっ、と、流れるような手付きで上質な香りのお茶が目の前に置かれた。 ここは、遊郭の中でも高級な場所らしい。 「・・・あ、あの・・・。」 「ふふ。大丈夫。貴方はお客様ではないのはわかってますわ。気にせずくつろいで下さいませ。」 この人が笑うと、周りまで温かい気持ちになる。 だから、通ってる隊の人も贔屓にしてるのかな?