次の日、
なんで峰岸律花だけ
あんなにほっとけないんだろうって
一晩考えても答えが出なかったから
高校入って意気投合した
親友のカズマに
昨日のことをほぼ全部話して
意見を聞いてみると
「それ、恋じゃね」
って割とあっさりと言った。
そんなん簡単だろみたいな感じに言われた。
俺は、「はぁ!?えっ!?いやいや、ないわ」
って混乱状態で
否定はしたものの
正直、わかんなかった。
会って二日目なのに
こんなすぐに人を好きになるもんなの!?
しかも、名前しか知らねぇのに
一目惚れとかなんかのドラマの中かよ
という感じに
自問自答ばっか繰り返してた
するとカズマが
「そんなに悩んでるなら、
もっかいあってみたら?」
ってさっきと同じ軽く言われた。
俺は戸惑って悩んだ結果
会いに行くことにした。
そうなると連絡先を知らないのは不便で
また、校門で待つしかない。
そしたら、カズマがいきなり
バシッと背中を叩いて
「連絡先くらい聞いてこい!」って言った。
なんだよ。
何でもかんでもお見通しかよ…。
と思いつつ白蘭学園へ向かった。