『一緒に寝たい』なんて子供のようなわがままで、新太を困らせた6日目の夜。 居間に布団を二組敷いて、足元にトラのぬくもりを感じながら、私と新太は手をつないで眠った。 明日は、夕方になったら自宅に帰ること だけどそれまでは一緒に過ごすこと どこにいこうか、なにをしようか そんな最後の日の過ごし方を、遅くまで語り合って。