バチンッ!


━━━━‥‥‥‥!!!







「ふざけんなっ!!」

『アリサ…?』


平手打ちをされた頬はジンジンと痛んだ。

でも、それよりいつもとは違うアリサの声に

ただただビックリして…






「勝手に子供作っといて、しょーがないだぁ?
お腹の子供の事考えたコトあんのかよ!」


『…………………』



「幸恵、無責任だよ…。
見損なった…。」




『ア…リサ…?』



「簡単に…しょーがないとか言うなよ…」




それだけ言うと、アリサは荷物を持って部屋から出ていってしまった。






「シュン帰るよ!!」

「え〜姉ちゃんオレまだ遊びた…」

「いいから早く!」


居間の方から声が聞こえる。



あたしは…

ただ呆然と座り込んでいた。