「うん…ちょっと待っててね」

そう言って受話器を一度テーブルに置き、2階へ向かったお母さん。

そして、2〜3分して戻ってくると…

「もしもし、あったわよ〜!」

また話しを再開した。


『パパ忘れ物かな〜?』

「あぅわ〜?」

退屈そうに座ってるチビに話しかけた。


「うん、じゃあ2時頃にロビーで待ってて!すぐ出るから」

ガチャン━━。