「えーん!天気悪いよ〜!」


大きな声にビクッとなり、その方向を見つめた。

お母さんがいつの間にかチビを抱っこして、窓を開けて外を覗いてた。

「雨降るかな〜?」

「あう〜?」

『降りそうって言えば降りそうだね〜』

会話に加わり、あたしも外を覗いてみた。


見上げた空はどんより暗くて…なんだか気持ち悪ささえ感じた。