快「ほら、南帆、
これで楽になった?」
ソファに寝転がされる。
上には快人がいる。
南「楽になったけど、
でも、、、。」
快「なーに?」
南「なんでそこにいるの?」
快「なんでって。
南帆にもっとキスするため。
南帆が可愛すぎるのが悪いんだよ。
今だって、無防備だし。」
南「はやっ………。」
名前を呼ぼうとすると、
またキスが迫る。
キスは難しい。いつも息を止めてしまう。
今度のは長い。
っ息、もたないっ、、、。
快人の胸をどんどんっと叩く。
南「はぁ、はぁ、死ぬかと思った。」
快「また息止めてたでしょ。
南帆いつも止めてるからねw
大丈夫?」
南「だって、難しい…。
うん、大丈夫。
ちょっとクラクラするけど。」
快「南帆。」
なでなで
そっと頭を撫でられる。
快「可愛かった。」
南「ッ…………。快人は変態、、、。」
快「よくわかってるねw
でも、南帆の嫌なことはしないから。」
予定が合わなくなったからって
友達から遊園地のカップルチケットを
もらった、のだが、、、。
快人、仕事してるし、行けるのかなー?
誘ってみるだけ誘ってみよっかな。
無理だったら、またほかの友達に
回してあげればいいし。
メールしとこ。
『友達から遊園地のチケットをもらった。
空いてる日あったら行かない?
仕事忙しかったら、
他の友達にあげるけど。
快人、どうかな?
お仕事、がんばって。』
よし、送れたー。
と、もう家に帰ろう。
5分後。
ケータイが鳴った。
珍しいな、電話かけてくる人いるなんて。
ほとんどかける側なのに。
表示をみると、
快人。
え、なんで?どうかしたのかな?
とりあえず、でよっか。
南「もしも『さっきのメールってもしかして、もしかしなくても、デートのお誘い!?南帆から初のデートのお誘い?
ねぇ、南帆!!』
、、、、。」
ブチッ
ツ---ツ---
あ、勢いあまって切っちゃった。
だって、もしもし?って言い切る前に
重ねて言われちゃったんだもん。
仕方ないよね。普通びっくりするじゃん?
あ、まただ。ケータイが鳴る。
南「もしもし?」
快「ごめん、さっきは……。
南帆からメール、さっきみてびっくりして
電話かけちゃった。」
南「大丈夫だけど、仕事は?」
快「さっき終わったよ。
南帆、いつがいい?」
南「行く気満々なの?」
快「もちろん。南帆が誘ってくれた最初のデートだもん!断るなんてできないでしょ。」
かぁぁぁ、恥ずかしい。。。
南「今度の土曜日は?」
快「いいよ。じゃあ、その日ね。
南帆、忘れないでよ。」
南「わかってるって。じゃあ、またね。」
快「ええー。せっかくなんだから
もう少し話そう?」
南「はやく家に帰りなさい。
じゃあね、気をつけて帰って。」
快「はぁ、、、。うん、わかった。
帰ったらまた連絡入れるよ。」
ーー
そして、土曜日
待ち合わせは10時
この服、変じゃないかな?大丈夫?
今日は白のフリルスカート、
ちょっと丈の長いTシャツ。
あんまり履いたことないけど、
かかと5cmのサンダル。
低めのにしといた。でも、これ留め具の紐が細いから、ちょっと足に合わないかも。
メイクもうすーくやっておいた。
快人、あんまりすると、怒るから。