「つぼみがしてくれないから、自分でしちゃお」 〜っ! ニヤリと口の端を上げる表情がかっこよくて、目をキツく瞑る。 「ほら、もっとこっちおいで」 舜君は、腕の力だけで私を持ち上げて、ベッドに寝かせる。 押し倒されるみたいな体勢になって、目の前にはすぐ舜君の顔が。 「しゅ、舜君…っ」 「んー?」 戸惑う私に、舜君は容赦なくキスの雨を降らせた。 舜君と付き合うことになってから、おはようのキスが恒例みたいになった。