…けれど、だからって…さっきのつぼみに対しての態度は少し酷かったか…。


つぼみ、泣きそうな顔してたし…。


思い出すと、罪悪感が湧いてくる。


だからと言って、今はつぼみに優しくできる自信もなく、今日はこのイライラしてどうしようもない気持ちをつぼみにぶつけてしまいそうな気がした。


誰よりも、傷つけたくないと思っているのに。


…ダメだ、今日はつぼみと、極力会うのを避けよう。


心配でたまらないけど、帰りも別々に帰ろ…。


メールを打ち、送信する。



俺は送信完了の文字を見て大きな溜息を落とし、教室へと戻る道を辿った。