も、もしかして、こんなちんちくりんが来ちゃったからショックを受けて固まってるとか…!?



「…ッ、悪い」


「いえ…!」



結局視線の意味はわからなかったけれど、そう言って目を逸らしてくれたのでこれ以上聞かないで置こうと思った。


ち、ちんちくりんなんて言われたらショックだもん…。



「いやあ、それにしてもまさか、2人が同じ高校だったとわね」


「世間は狭いわねぇ〜」



私たちとは随分温度差がある新婚2人は、ニコニコと嬉しそうに顔を見合わせている。


ふと、お母さんが舜さんの前まで歩み寄った。