「…高神舜です。よろしくお願いします」



間を置いて、頭を下げた舜さんに私も立ち上がって会釈する。



「時田つぼみです。今日からお世話になります…」



顔を上げると、先程同様マジマジと私を見ながら驚く舜さん。


隣できゃっきゃっと楽しそうに盛り上がっている2人を側に、数秒見つめあった後、その無言に耐えられなくなって先に口を開いたのは私の方だった。



「…あ、あの…?」



もしかして、私の顔に何か付いてでもいるのだろうか…?


そんな心配をするくらい凝視されていたので、流石に恥ずかしくなってきた。