「どうぞっ!入って~!」


ふたりは、恐れながら部屋に入って行った。


「亮太くん、友紀ちゃん!」


「えっ!?」 「なにっ!?」


そこには、ふたりの思い出が並んでいたり、映し出されていた。


「美花、どういうこと?」


「ふたりに"ありがとう"の気持ちを伝えたくて、この映像を作ったの!」


「映画的な?」


「そう~!入院してる時とかの写真や動画をまとめたの!

音楽に会わせて流してるだけだよ!」


「ありがとう!」 「ありがとう(*´∀`)♪」


「いえいえ!」


3人ともボロボロ泣いた。