俺は、幼馴染みの美花が好きだ。


でも、この気持ちを伝えることはないと思っている。



俺が、美花のことを好きになったのは、小学校4年生の時だ。


それまでは、友だちとしか思っていなかった。


ある時、俺は体育の授業でケガをした。


毎日一緒に帰っていたのは、男子の友だちだったが、この日は先生に


「家が近い子と帰りなさい。」と言われ、美花と帰ることに。


美花も「なんで?」と言っていたが、仕方なく帰ってくれた。


「優太、ケガ大丈夫?」


「大丈夫だよ!なんで、これだけのケガで家が近い子と帰らなきゃいけないんだろうな。」


「なんでだろうね。私もわからないけど、心配だからじゃない?」


「そうかもな!」