原因は本当にどうでもいいことで、ああ、何だっけ? 覚えてないぐらいどうでもいいことだったんだな。 何より、あの日から空の目は変わった。 俺に向く目が変わったんだ。 だから今も。 「ごめっ、ごめんっ俊っ…」 何で、俺はいつも、好きな人に好きになって貰えないんだ? こたろうに取られ続けた場所は今度はこんなチビに… 「お前ら、最低だな。」 その場に来た北川は、俺を目の敵にする。