誰も好きじゃないなんか。
そんなわけがない。
昔、1度だけ空が僕に言ったことがある。
『私、八方美人何だってさ。私のこと、別に誰も必要としてないってさ。』
空が、一番気にしてることを。
――誰にも必要とされてない。
――誰も自分を信じてない。
――誰も自分を好きじゃない。
「ごめっ、ごめんっ俊っ…」
追いかけろよ。僕。
空のこと追いかけろ。
謝れ。それで言うんだ。
空のこと嫌いなんかじゃないって。
じゃなきゃ、一生後悔することになるぞ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…