話してしまえば楽なのかな?

この思い、全部吐き捨てちゃえばいいのかな?

「聞いて下さい…」

甘えよう。

蒼汰の優しさに甘えよう。

「今日だけは聞いてやる。」

俊と初めて会ったのは入学式。

今よりももっと背が低くて137cmしかなかった俊に、『どうしたの?お兄ちゃんかお姉ちゃんの入学式見に来たの?』って言ってしまった。

余りにも小さすぎて…小学3年生のときの私の身長と全く同じだったから。

当たり前のように俊にはキレられた。

『僕は中学生だっ!』

やらかした。