何日か経って、



岩岸くんから連絡がきた。



やり直さないかって。



でも、断ってしまった。



自分のためにも、彼のためにも。



私は大人にならなくちゃいけない。



勉強も、おろそかにはできないのだ。



一応、進学校に通っている身なのだから。



平凡な毎日がそこにはあった。



だから、これでいいの。



さよなら、私の初恋。