「送信者:ケンジくん
タイトル:へえー

本文:リホコって、
兄貴と一緒の学校だったんだな。
アイツ、電車乗ってるからそこまで
近くもねえけどそんなに遠くねえよなー

今度逢う?」


あたしが、貴公子河合と
ケンジくんは本当に兄弟なのかメールで聞くと
さっきの様な文面が返ってきた。

やっぱり貴公子とケンジくんは
兄弟だったらしい。

人は見かけによらない。


「送信者:りほこ
タイトル:逢おうよーv

本文:そうなんだー!駅いくつくらい?

そういえばこの辺の近くに
晴喜さんも住んでるんだよ!驚きだよね!

もしよかったら3人で遊ぼうよー」



「送信者:ケンジくん
タイトル:世界ってせまいな 笑

本文:マジで?3人で行こう。
てか真面目に晴喜さんもいんの?
すげー世界ってせめえ!

頓所とかはここらへんじゃねえのかな?」


あー、そういえば頓所と押谷さんって
どこら辺住みなんだたろうなあ。

「ピルピルピルピ~♪」

「送信者:おしたに
タイトル:すごいよー!

本文:とんちゃんっていたじゃん?
あの人、なんとあたしと同じ学校だったよ!

すごい偶然だしない?
晴喜さんとりーちゃん。
あたしととんちゃん。

ケンジくんどこら辺だろうねー」



………。

世界って、狭いな。