輝side

ヤバい、萌亜が来るなんて…

ギィー、ガラガラガラ

「何のよう?ひーちゃん」

今も変わらず天使のような柔らかさを持ち、光を放ってるぅ
どうせバカな俺とは釣り合わないんだからあきらめてるけどさぁ
眩しすぎるんだよなぁ

「あぁ、お勉強してたのぉ?
ちょうど3時だからお菓子持って来たんだけどいるぅ?」

………
おやつタイム

「2人ってどうしたら見分けられる?」
急に幸君が言い出す

「全然ちげーし」
「どう見たって別人だろぉ?」

「えっと、語尾が伸びてる方が瑠亜で
小文字になってるのが萌亜だよ」
「ん?」
「幸君、どうせお前には理解できないんだからあきらめなよぉ」
苛立ちのあまり暴言を吐く
…やばい緊張が