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「彩咲ちゃん、元気ないね」





「えっ??」





ヘアメイク担当の鈴村さんが聞いてきた。





「そ、そんなことはυ」





「まさか...恋の悩み??」




「えっ!?!?」



ビックリして振り返ってしまったυ




「あら図星☆ほらっ前向いて」



「って...私、恋なんてしてないですから!!」



「...ま-いいけど//でもね彩咲ちゃん、『恋していけない』なんてないのよ?」





「・・・・」





「人が人を好きになるってすごくステキなことじゃない?...彩咲ちゃん、認めていいんじゃない?」





「・・・・」



「ほらっ!笑いなさいっ!笑顔があなたの仕事でしょ?」



背中をバシッと叩かれた。



私は鏡を見た。