『好きな人』


頭に浮かんだのは雄大。


雄大以外に誰も思い浮かばなかった。


キョロキョロして雄大の姿を探すと、給水所のところに雄大が立っていた。


雄大のいる場所まで走って雄大の腕を掴み、ゴールした私達は4位。


順位なんてどうでも良かった。


雄大に紙を見せると、驚いた顔をした。