一応、謝って笠間くんは気にしてない感じだったけど笠間くんに絶対嫌な印象与えたよね…



「はぁ…」



座っている座席の窓に頭をつけてため息をついた。


「美波」


振り返ると、そこに幼馴染みの雄大が立っていて空いていた私の隣の座席に座った。


雄大は小さい頃からバスケをしていて中学のバスケ部の先輩が多く通っている高校に進学した雄大と知っている人があまりいない少し遠くの高校に進学した私は中学を卒業後、家が近いのに会うことも話すこともなくなっていた。