と思いながらすぐに本原さんに送った。


別れ際、「やり取りのしすぎには注意だよ」そう言った彰人。



「…ただいま」



家に帰っても親は共働きで夜遅くに帰ってくるし兄ちゃんは彼女と寄り道してるだろうから家には誰もいなかった。



まぁ、今は誰もいない方が良かった。


ニヤニヤしてる俺の顔がバレるだろう?



ピローンと携帯が鳴って本原さんから『よろしくね!』と返事が返ってきた。



女子と話したことがないわけでもないけど、本原さんには嫌われたくない。



と何故かそう思いながら慎重に本原さんとの連絡を取り続けた。