そして別れて、バスを待っていた。 「何だったんだろ…? でも可愛い犬に会えて良かった♪」 浮かれていた僕は、気付かずにいた。 絢菜さんが笑っていたのを…。 ―――翌日 僕は1人でクラス表を見ていた。 ここに進学した親友は、まだ来ていなかった。 「(そう言えば名前聞くの忘れてたな…)」 質問に答えただけで、僕から聞くのは忘れてた。 「樹ー乃ー!」 「あ…悠ー!」