姉ちゃんを部屋に連れてって
降りて来ないから
母さんが
「ちょっと圭佑
見に来てくれる?
夕飯も食べてないのに...」
「は〜い」
聖夜にぃが
「寝てるんじゃねぇか?」
「あり得るわね」
はぁε=(~Д~;)
広い家をうろうろして
姉ちゃんの部屋に行く
コンコン
...
「入るよ〜
わっ」
...
俺達のベッドは
皆セミダブルで大きい
兄ちゃんと姉ちゃんは
2人で向かい合って
寝ていた
変なもんみちゃったな...
兄ちゃんも妹の部屋で寝るなよ
「どうだったの?」
母さん...
「2人でベッドで寝てた」
「「アハハハハ」」
聖夜にぃと聖奈ねぇは
笑って
母さんと父さんは
微笑ましそうに笑っていた
「あの子達
小学生までは一緒に寝てたからね
そっとしときましょう」
それから
5人でご飯を食べた
俺も寝よう
おやすみ
ん〜
目が覚めて目を開けると
目の前に蓮の顔があった
蓮?
ふふ
可愛い寝顔だね
鼻をつまんでみると
「っ?
...妃?」
クス
「おはよ
もしかして蓮が運んでくれた?」
蓮は欠伸をして
「お前起きねぇから
俺もそのまま寝ちまったんだ...」
ごめんね
昨日は凄い眠かったから
「さて、今日も撮影だな」
あ〜
そうだった
「でも、今日の一緒だよね?」
「あぁ」
今日も特集らしいから
階段を降りて
リビングに行く
「「おはよう」」
「おはよう
今日お母さん帰って来ないから
聖奈に頼んでるわ」
収録なのかな
ママも忙しいからね
「おい、大丈夫かよ
妊婦が」
え?
妊婦?
「どういうこと?」
蓮はあっという顔をしている
「言ってなかったわね
双子を妊娠したの」
え?
えぇぇぇぇ!?
妊娠!?
双子!?
「ママ、ほんとに!?」
ママは笑って頷いた
「おめでとう!!
っていうかまた、双子なの?」
双子3組...
「そうよ」
うわぁ
頑張るね、ママ
「さ、遅刻するわよ」
ぞろぞろと
パパ
お兄ちゃんとお姉ちゃん
圭佑が降りて来た
「「おはよ〜」」
「おはよう皆」
「おはよ」
皆で朝ごはんを食べて
家を出る
学校には電車で行くんだけど
ちゃんと変装しないと
大騒ぎになる
よしっ
「「行ってきま〜す」」
駅まで歩いていく
「あちぃ...」
空には雲1つ無くて
陽が照っている
日焼け止めはちゃんと
塗ってるからね
今何度なのかな...
すごく暑い...
「そういや
明日、歓迎会とか言ってたな」
「言ってたね〜
何するか知らないけど」
「言ったら面白くないだろ」
そっか
駅に着くと
名前を呼ばれた
「雪南!?」
「やっほ〜」
雪南がいて
大きく手を振っている
「お前も家この辺なのか?」
「そうだよ
八王子だもん」
えぇ!?
八王子!?
「私達も八王子だよ!?
何丁目?」
「うちは6丁目」
あらま...
「近所じゃねぇか」
「そうなの?
東雲家があるって
噂は聞いてたけどね〜」
噂...
蓮も眉間にしわを寄せて
嫌そうな顔をしている