AngelとDevilな☆あたしと・・・・・いつも一緒(⋈◍>◡<◍)。✧♡

大人はいつも、きれい事を言う

笑ってごまかす。

嘘を付く。

そんな大人が嫌いだ。大嫌い!!

あたしは、幼いころから、そんな風に大人を見て、想ってきた。


なのに、一人の女性と出会って、あたしは変わっていった。

不思議な人だ。不思議と温かい気持ちになる。

自然とこの人といるようになった。
高校に入学して、2ケ月が経過した。変哲もない、普通の学校。
あたしは、友達が一人もいない、ボッチ。
あたしはいつも、教室で、話をしている人たちを、見て聞いている。
クラスの人達は、あたしに近づいてこようとしない。恐れられている。
あたしは、いつも、怖い顔をして、メンチ切っているからだ。
あたしは、なれ合いが大嫌いだ。いつ、裏切られるかわからないからだ。
幼いころに、大親友だった人に、裏切られてからは、誰も信じることができないからだ。
あたしの名前は、龍玉神 亜愛衣。クラスから、ブラック・アイと呼ばれている。
女子A「ねぇ、このグロスよくない?あたし、これ欲しい」
女子B[どれ、どれ?あ、本当だ。うちも欲しい。でも、これ高くない?」
また、ファッションや、オシャレの話をしている。どこがいいんだよ。ブスがしても、いみねぇーだろう?って、また、心の中でおもっている、あたしがいた。
「はぁ~、だりぃなぁ~・・・うざったい。」
今日は、やけに機嫌が悪かった。荒れていた。
なのに、あたしにぶつかってきた。やつがいた。
女子D[それでね、昨日、街に行ったときに、モデルのスカウトされちゃったの?いいでしょう?」
女子C[うらやましいなぁ~」
女子D「あたしって、きれいだし、可愛いからねぇー、それは仕方ないよ。スカウトマンの目にとめてしまったんだから。美人って辛いよねぇ~・・・・アハハハハハ・・・それでね、スカウトマン・・・・キャッ・・・・あ、ゴメン!!あっ!」
女子C[ちょ、ちょっと、やばいよ?龍玉神さんだよ?」
女子D[あっ、ご、ゴメンナサイ。わ、わざとじゃないの?」
あたしは、ぶつかってきた女に、切れた。
「はぁ?わざとじゃない?だったら何?お前って、目はどこについているんだよ?その眼は、お飾りなのかよ?」
女子D[違います」
「ただ、謝ったら、許されると思っているのかよ?今日は、超機嫌が悪いっているのに、怒らせやがって!!さっきから何自慢に言っているんだよ?美人って辛い?だったら、思い通りにしてやんよ?」
あたしは、ムカついていたから、女の顔に顔面パンチを喰らわした。何度も何度も殴った。教師に止められるまで殴り続けた。
そして、生徒指導室に連れていかれて、教師に事情を話すように言われた。
だけど、あたしは、無言で何も言わなかった。殴った女は、病院に運ばれていった。
しばらく入院した。あたしは、1カ月の謹慎処分を受けた。
あたしは、余計に腹が立っていた。あの女、やってないことまで、校長や親に言いやがったからだ。あたしは、家から出るなって言われたけど、大人しく家にいるような性格してない。だから、抜け出した。そして、近くの公園を散歩して、世の中が腐っているって思いながら歩いていた。
あたしは、幼いころに、両親を亡くし、親戚に預けられている。両親は、爆発事故で殺された。たまたま、あたしは、友達の家に泊まっていたから、助かった。5人家族だったのが、一人になった。みんなから同情された。
夏に近づいていて、暑いから、いらだちをしていた。公園のごみ箱に八つ当たりをした。していたら、外国人に注意された。その人は、見た目は外国人の綺麗な女の人だった。
外人「何やっているの?そんなことしたら、駄目じゃないの?公園が汚れちゃうし、あなたの足も汚れちゃうでしょう?」
「うぜんだよ?外国人が日本に来て、日本語を喋っているんじゃねぇーよ!!」
外人「日本人も一緒でしょ?フランスに行ったら、同じようなこと言われるわよ?」
あたしが言ったことを、きれいに返されてしまった。
外人「ほら、ごみ箱にガラスの欠片が入っていたから、ケガしちゃったじゃない?治療してあげるから、向こうのベンチに行こう?」
あたしは、外人の笑顔に誘われるまま行った。そして、治療された。
あたしは、こんな親切な人に、出会ったのは、初めてだった。
外人「はい、これでOK」
「礼なんて言わないから。あんたが、勝手に腕を引っ張って、勝手に治療したんだからな。」
外人「別に構わないから。あたしは、ケガしている人や、困っている人をほっとける人間じゃないからね。」
「あたしは、人間じゃないから。」
外人「じゃあ、何かな?あたしには、あなたは人間に見えるんだけど?」
率直に返されてしまった。返答に困った。
外人「人間じゃないなら、宇宙人?それとも妖怪なのかな?こんな、綺麗な可愛い妖怪なら、嬉しいな?お友達になりたいなぁ~?」
外国人は、笑顔であたしの目を見て、率直なことを返してきた。
外人「どうしたの?」
返事をしないでいたら、心配された。
「なんでもねぇえよ。あんたなんなのさ?うちに、話しかけてきたり、親切にしたりして?」
外人「普通に、話しかけているだけだけど?ねぇ?あたなは、高校生?あたしは、高校3年生だよ?」
「えっ、マジ?大人と思った。」
外人「よく言われるの?」
「へぇ」
なんだよ。調子狂うな。この女一体、あたしに何したいんだよ?
外人「ねぇ?どうして、うろついているの?学校は?あたしは、創立記念日で、お休みなのよ?」
「謹慎処分で、停学中」
あたし、何言っているんだ?聞かれて、返しちゃった。普段は言わないのに。
外人「そうなんだね。何か悪いことしちゃったの?」
「ムカつくから殴ったんだ。モデルのスカウトされたって、自慢していた女に。そういう女、ムカつくし、腹が立つんだよ。それに、その日、叔母と大喧嘩したばかりだったから。余計にムカついていたから。それに、うちがしてないことまで言われて、1カ月の処分になった。」
外人「酷い、辛かったね?よしよし」
「なっ!」
いきなり、頭を撫でられた。
「なにすんだよ。」
外人「頭を撫でたんだよ」
「そんな事わかってるよ!」

「じゃなくって、なんで撫でたのかって事だよ!」
外人「可哀想だと思ってね、だからだよ」
笑顔で、頭を撫でてきた。
外人「そうだわ、うちにおいでよ?暇なんでしょう?お昼一緒に食べよう?ね?」
全く、聞く耳持たねぇで、話を進めていく、あたしは、立ち去ろうとした、だけど、外人は、あたしの腕を掴んで、そのまま、どこかに連れて行かれた。
外人「はい、ついたよ?あたしの家だよ。」
「ハァ〜何でこうなるんだよ?日本語通じてるのか?」
外人「通じているよ?」
「だったら、何故?」
外人「あなたと痛いと思ったからだよ?ダメだった?」
上目遣いで、聞いてきた。
「ダメじゃねーけど」
何故か、断れなかった。あの上目遣いで言われると、あんな美人に言われると、あたしダメだよ。
外人「ヤッター!ありがとう、じゃあ、入って?」
マンションの外人の家にあがった。
外人「あっ!自己紹介がまだだったね。あたし、ミューリ。」
外人「ミューリ・バンティニアって言うの。宜しくね?高校生3年だよ。」
外人の名前は、ミューリ・バンティニアと言うらしい。ハーフで、幼い頃に、こっちに来て、それで、日本語がペラペラだそうだ。
父親がフランス人で、母親が日本人のハーフ。
「イジメとか、ないんすっか?」
ミューリ「あるよ。でも、敢えて、無視しているわ。」
「えっ?」
ミューリ「あっ!勘違いしないでね?ボッチじゃないのよ。友達がいるからね」
あたしは、ミューリさんは、本当はボッチだってことを隠して、それで、敢えているって言ったのだと思った。
「そうなんですか?」
ミューリ「うん、じゃあ、お昼作るから、適当に、座って待っててね。本でも読んでてもいいわよ?」
「あ、はい」
そう言われて、部屋を見回してみると、リビングに本がたくさんある。ラックや本棚がたくさんあって、きちんと、本が並べられている。見るかに、難しそうな本ばかりだった。漫画の本なんて、一冊もなかった。だから、聞いてみた。
「あの?漫画は何処にあるんですか?」
ミューリ「そんなものはないわよ?あたし、活字しか読まないからね?あるとしたら、日記ね。」
「日記?」
ミューリ「そう、漫画日記を書いているの。あたし、美術が結構得意だからね。それで書いている。きっかけは、兄に勧められて書くようになったのよ?」
あ兄さんが、漫画日記を書いていて、それで、同じようにして書くといいと勧められたそう。
ミューリ「別に見ても構わないわよ?」
「えっ?いいんすか?」
ミューリ「ええ」
そう言われて、漫画日記を一冊、手にして、表紙をめくった。
「うわっ!スゲーうまっ!漫画家みたいに上手い。まるで、プロ並みだ。」
その漫画日記は、漫画家が描いたような、かなり高レベルな、漫画日記だった。漫画の内容は、ミューリさんの、生活が、描かれていた。 

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