高く積み上げられたダンボール
そのせいで窓は遮断され光が入らなくなっているこの準備室
「・・・・・なに、これ?」
「今日の中夜祭で使う電飾プラスキャンドルが入ってます。」
あおいのつぶやきに対し、忠実に答える副実行委員長
中身はわかったけど・・・・なんか嫌な予感・・・・・
「で、俺ら2人はなんで呼ばれたわけ?」
英慈も大体察しがついたような顔でたずねる
「お2人には電飾がつくかどうかと、キャンドルの数を数えてもらいたいんです」
うーわー
「ちょっとまって!!!まさか2人で???」
「いえ、これからヘルプを見つけてきます」
「これからって・・・・ちゃんと来るのか?」
「・・・・とりあえず委員長の指示なんで、お願いします」
委員長の?
指示だけ伝えると副委員はさっさと出ていってしまった
高く積まれたダンボールの壁を2人呆然と見つめる
まじっすか・・・・・
はぁ
深いため息が準備室内に広がった