うっわ
人すごっっ!
えっと、英慈が実行委員で抜けたら勇が休めなくなるからまず勇を休ませなきゃっ!






教室内を見渡すと、一角にメイドに群がる年上系の女の人たち





あそこか






ポン




「あおい?」


こっそり近づき肩をたたく

その瞬間一斉に視線が集まる



うっわー、肩叩いただけでダメですか



おねぇさまがたの迫力に怯みかける



「いさみちょっと休んで
これじゃもたないよ」


「ありがと。でも、あおいに任せられねぇし…」


「大丈夫!なんとかするから、休んで」




小声で耳に話し掛けるあおい


その甘い声で、



そのうえ心配までされちゃ、



オレやばいょ






キスしたくなる






自分の格好思い出してとどまったけど





「聞いてる?」


「あぁ………じゃ5分だけ休んでくるよ」


「うん!」


「おねぇさまがたちょっと5分ほど失礼します」


『やっ!いさみくーん』





おねぇさまがたには申し訳ないけどしょーがないよね



「すいません、すぐ戻るんでそれまでわたしが…」


『チェンジ!』





そーくるか、つか怖っ






無表情のおねぇさまほど怖いものはない






こんなんで5分保つかなーーーー