校門にたたずむ長身でサングラスをかけた男
下校する生徒だれもが振り返っていく




｢隆ちゃん！！！｣　



｢よぉ、おそかったな｣

｢よぉじゃないよ！
なんでいるのよ？｣

｢昨日みたいに変なヤツにあわねぇように迎えに来たんだよ！｣




言えない


転校生で同じクラスだなんて……………




｢もぅ学校には来ないでって言ってあったのにー｣



｢何言ってんだ！

ちゃんと変装しただろうが！ほれグラサン｣



得意げにサングラスを指差す隆士



こうしてる間にも目立ってるんですけど…



｢はぁー
それじゃダメなんだよ｣


｢しょうがないだろ
かっこよすぎんだから！｣



小声で言ったはずなのに聞こえてるし
もぅ何も言えません



｢今日は一緒帰れないよ。｣


｢男？｣


｢違う！由宇だよ｣






そんな二人の様子を下校するおおくの生徒たちが見ていた


それは下校する生徒たちだけでなく教室からもその様子は見えていた


図書室の窓からもそう
その様子は見ていた






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