...何回殴られたかな?

もう嫌だな...。そんなこと思っても何もできない高校生、そんな自分にただ腹が立つ。

オワリニシタイ


((プルルルルル...プルルルルル...))

「きゃっ!?ゆーと君!!?なんで!!?嬉しい!...あ、今から出るからあんた家事しときなさいよ。」

はいはい...。私にこの状況の打開策なんて思いつけるわけない。私一人ならいくらでもあるけど、凪がいたらどうしようもない。私が居なくなって母が凪に手を出さないなんてあり得ない。

ここで母の話をしておくと、母は近くの私立中学の国語教師。で、只今の彼氏&凪の父親はそこの中学の三年生の"ゆーと君"。

あと、つまんないことだけど、京乃って古めかしい名前が嫌いらしくて、私の名前には凝ったらしい。凪はゆーと君が考えたらしい。どーでもいいな。